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「冬の塗装工事って大丈夫なの?」心配されている方へ!~冬の塗装工事を失敗で終わらせないために~

2022/11/16スタッフブログ

皆さんこんにちは。
長野県松本市の外壁・屋根塗装専門店の三和テクノ株式会社です。

最近昼間の陽がさす時間は暖かく気持ちが良いですが、朝晩はとても冷え込みますね。寒暖差があると体調を崩しやすくなりますので、皆さん体調には十分お気をつけください。

さて、今日は寒くなってきて冬もすぐそこということで、気温と塗装工事の関係についてお話させていただきます。これからの時期に塗装工事を検討されている方は必見ですよ!


◆国土交通省によって定められている「塗装工事に適した環境」
塗装工事をはじめ、仮設工事や鉄筋工事、左官工事などの建築工事は施工方法や道具の管理方法、工事を行ううえで適した環境の決められたルールの提示があります。
塗装工事にも適した施工方法、管理方法などの規定があり、職人はそれにそって工事を行っています。

①気温が5℃以下の場合塗装工事を行ってはいけない
②湿度85%以上の場合や結露のおそれがある場合は塗装工事を行ってはいけない
③降雨のおそれがある場合は塗装工事を行ってはいけない

以上の3つが規定の適切な塗装工事を行う環境条件です。
適した環境でない場合、仕上がりに影響が出たり、塗料の耐久年数まで持たずわずか1.2年で劣化が発生してしまう可能性があります。
適切な環境で塗装工事を行うことはとても大切なことなのです。

◆なぜ気温5℃、湿度85%以上、結露がいけないのか?

①塗料の硬化に時間がかかってしまう
塗料は基本硬化してその機能性を発揮することができます。科学反応を利用し、物理的、物理化学的、化学的の3項目に分かれて塗膜形成が進行します。
しかし、硬化の間に水滴が付着したり塵埃が付着すれば化学反応、硬化がうまくいかず仕上がりや耐久性に影響を及ぼします。

②結露は塗装の敵
塗装をするものが濡れてしまっていては塗装はできません。
塗面が濡れている状態で塗装を行った場合、塗料が流れてしまったり形成された塗膜が膨れたり剥がれたりするおそれがあります。
また、塗装前に乾燥していても硬化中に結露してしまった場合も同じように塗膜に影響を与えますので、結露には要注意です!

◆まとめ
ほとんどの業者の場合はこれは定められている基本的なルールですので、これにのっとって工事を行うのは当たり前なのですが、まれに雨天時降雪時、結露などがあっても塗装を行ってしまう業者があります。
仕上がりでは綺麗になったように見えますが、本来の塗料の耐久性は到底なく1.2年で剥がれや膨れが発生してしまうので、業者選びの際には施工中の様子や進捗情報を細かく共有してくれる業者を選ぶと良いと思います。