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機能性塗料②~低汚染塗料~

2022/03/06お知らせ

こんにちは!
本日は【低汚染塗料】についてお伝えさせていただきます。

塗料は色や艶をつける「顔料」、耐久性の決めた「合成樹脂」、特殊な機能を付加する「添加剤」の3つの成分から構成されています。今日は「添加剤」で様々な機能を得た塗料、機能性塗料のうち低汚染塗料についてご説明いたします。

低汚染塗料は優れた親水性を発揮し、セルフクリーニングによりいつまでも綺麗な状態を保つことができます。親水性について、低汚染塗料のメリット・デメリットについて見ていきましょう。


低汚染塗料とは?
低汚染塗料とは、名前の通り「汚れにくい塗料」です。塗膜の表面に特殊なコーティング技術を与えて塗膜の密度を高くし、汚れが付きにくい塗膜にします。優れた「親水性」により雨水と塗膜が馴染み、表面に付着する汚れや不純物と一緒に洗い流します。いわば「セルフクリーニング機能」です。低汚染塗料を塗るだけで、外壁が汚れず常に綺麗な状態を保つことができます。


キーワードは優れた「親水性」
低汚染塗料は優れた「親水性」によってセルフクリーニングを実現しています。

「親水性」とは...簡単に言うと「水に溶けやすい」「水に混ざりやすい」性質のことです。親水性がない塗膜は汚れが付着した場合、そのまま入り込んで落ちにくくなって劣化の原因になります。しかし、親水性を持つ塗膜はそもそも汚れがふんわりと付着します。緻密な塗膜と汚れの間に流れる雨水が汚れを浮かして、一緒に流してくれるのです。防カビ・防藻性にも優れているので、常に美しく清潔な建物を維持することができる画期的な機能と言えます。


低汚染塗料のメリット・デメリット
①メリット
・遮熱効果も期待できる
 一般的な塗料の場合、付着した汚れが熱を吸収し、外壁の温度が上昇しますが、低汚染塗料の場合は優れた親水性で汚れを流し、常に綺麗な塗膜を維持するので、汚れが熱を吸収することがありません。外壁の熱の吸収を北西氏、遮熱効果を長期間保持することができます。

・防カビ・防藻
 日当たりが悪い場所や湿気の多い場所では、塗膜に汚れが付着しやすくなり、水分を吸ってカビや藻を繁殖させる可能性があります。しかし、低汚染塗料は汚れが付着しにくい為、日当たりの悪い場所や湿気の多い場所でも藻やカビのような微生物の繁殖も抑制できるのです。

・コスパが良い
 耐候性の低い塗料は、耐用年数10年未満で汚れや劣化が発生してきます。しかし、低汚染塗料は汚れにくいため、綺麗な塗膜を維持します。汚れにくいということは劣化の原因を制御することにもなります。すなわち、メンテナンスの頻度も大幅に減少し、その都度メンテナンスにかかる費用も軽減できるのです。


②デメリット
・雨が降らないと自浄作用が発揮されない
 親水性の塗料は水に濡れることによってはじめて自浄効果を発揮するので、雨が降らないと汚れは落ちません。晴れの日には水を流せば親水性を発揮して汚れを落とすことができます。雨が少ない時期には水をかけて汚れを落としてあげると良いでしょう。



まとめ
低汚染塗料について知っていただけましたか?
弊社で取り扱っている低汚染塗料は「明日手クペイントの超低汚染リファイン弾性1000SI-IR」などです。
低汚染塗料は別記事で紹介したラジカル塗料同様、とても画期的で優れた機能性塗料です。優れた親水性により、セルフクリーニングして美観を保ってくれる、とても優秀な機能性塗料です。
低汚染塗料、機能性塗料など、気になった方はぜひ弊社へお問い合わせください!